Harmonia & Eno `76 - Almost
1976年にブライアン・イーノとハルモニアがドイツで合作した楽曲を集めたアルバム『Tracks and Traces』からお気に入りの1曲。
先日ラジオNIKKEIで放送されていた「デヴィッド・ボウイ in ベルリン:Four Years 1976-1979」という番組を聞いていました。
この番組は、デヴィッド・ボウイがベルリン3部作(『Low』『Heroes』『Lodger』)のアルバムをブライアン・イーノと合同で作った4年間に焦点をあて、その当時のデヴィッド・ボウイと関連のあるアーティストの楽曲や彼が影響を受けたであろうドイツの実験的音楽を紹介する番組とのことで、とても興味深く聞いていたのですが、その中でHarmonia & Eno `76の曲が流れた時、70年代にこんな音楽があったのだろうかと、驚き気になり、その収録アルバムの『Tracks and Traces』を購入しました。
(「デヴィッド・ボウイ in ベルリン:Four Years 1976-1979」オンエア曲リスト | ラジオNIKKEI)
このアルバムは、40年前の作品にもかかわらず、全く古さを感じさせません。
現代に通じるアンビエント、エレクトロニカ、ポスト・ロック的な要素が全部詰まっているような作品で鳥肌が立ちました。
『Ambient 1: Music for Airports』より2年前の1976年なので、アンビエントの源流とも言える音楽ではないでしょうか。
実験性と大衆性も両立されていて、素晴らしい作品だと思います。
改めてブライアン・イーノの偉大さを実感しました。